2025/07/16 15:28

前回に引き続き、商品開発のお話⑤

こだわりやストーリーを感じていただけたら嬉しいです!



《紙容器にしようと思った理由》


自分でコスメを作るなら、できるだけ自然の循環に負担をかけないプロダクトにしよう。


そう決心して開発を始めました。


なぜ中身のバームだけではなく、容器までこだわったのか。

それは長年のヘア&メイク業に理由があります。


ヘア&メイクという仕事柄、たくさんのコスメを消費してきました。

仕事が大好きなので、新しいコスメをたくさん購入してはワクワクしながら使っていました。




だけど使い終わったコスメの容器はとても捨てにくい。
捨てにくいというか、何ゴミに出していいのかもわからない容器がたくさんありました。

容器内部にファンデーションが付着して取りきれない。

プラスチックと金属、磁石が合わさり分解が難しい。

使いきれないリップやアイシャドウが残っている。


などなど。


曖昧な判断で取り敢えず燃えないゴミに出したり、綺麗な容器や部品はリサイクルゴミに出しながらも、なんとなく後ろめたさがあったのです。


だけど仕事上コスメを買わないわけにはいかないし、新しいアイテムはやっぱり楽しい。


そんな気持ちの波を繰り返しながらヘア&メイクを続けていました。



《オーガニックコスメをきっかけに見えてきた環境問題》



子どもが産まれ、元々アトピー、アレルギー体質だった私の体質をしっかりと受け継いだ子ども達( ;  ; )


娘の乳児湿疹で苦労をしたことをきっかけにオーガニックコスメを学び、化粧品と環境問題の関係を知ることになりました。





今の自分や子ども達の肌も、子ども達に残していく地球環境も守りたい。


そして、このプロダクトが地球環境にやさしいモノ選びをするきっかけになったら嬉しいな、と紙容器を採用することにしたのです。


国内で紙容器で作れないなら作らない!


良くも悪くもある0 or 100思考グセが思いっきり発動した瞬間でした^ ^




《最低条件に課した「国内で紙容器」が最高に難しかった》


この前例のない “国内で作る紙容器“ という絶対譲れない条件がもう本当に難しくて^^;


絶対諦めたくない気持ちと、
このプロダクトは実現しないかもしれない、


という気持ちがずっと背中合わせの状態で開発を進めていました。



一年ほどかけて、5〜60社の容器やパッケージ、紙管の会社に問い合わせをし、やっとの思いでコスト的にも実現可能な容器会社さんを見つけたのでした。



容器が見つかってからは、直接充填したサンプルでバームの硬さを変えたり、充填量を変えながら、未開封の時点で染み出さないバランスを見つけて、








さらに未開封の段階で異物が混入しないようラベルの形状も工夫をし、完全オリジナルのオーガニックレスキューバームを完成することができました^ - ^






山あり谷あり、様々な壁がありましたが、容器会社、化粧品製造会社さんの素晴らしい技術があって皆さまの元へ届けられているらチャアムです♡